ホイッスルボイスはポリープができやすい

「ホイッスルボイス」という発声方法をご存じでしょうか？
ホイッスルといえば「ピー」と高い音が出る小さな笛のことを指しますが、まさにこの笛のような声を出すもののことをいいます。

高音といえばファルセットがありますが、これよりももっと上の音域になります。
人間が出せる音の、もっとも高い部分とも言われるほどですから、相当高いことがわかりますね。
ホイッスルボイスはマライアキャリーなどが時々使っていますが、これで歌うというよりも、効果音として一部に取り入れられることが多いです。

このホイッスルボイスですが、カッコイイからと真似してみようと思っていきなりやるのは危険です！
なぜなら無茶な出し方をすると、喉を痛めてしまい、下手をするとポリープができることがあるのだそうです。
ホイッスルボイスは声帯を閉じて出すのですが、腹式呼吸やファルセットなどの発声がしっかりと身についていない段階でやると、喉が傷ついてしまうのです。
その結果、喉に炎症がきてポリープもできやすくなってしまいます。

このように、自己流でいきなりやるのはあまりオススメできません。
ボイストレーナーに教わるか、まず腹式呼吸やほかの発声練習をきちんとやって声域が広がったうえで、練習していくのが良いでしょう。
ホイッスルボイスがちゃんと身につくと、それで音程もコントロールできるようになるそうです。
しかし、練習をしている途中で少しでも喉に違和感があれば、無理して続けるのはやめましょう。

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人間の出せる最高音域？

「ホイッスル」と聞くと、体育の授業で先生が吹くような小さな笛を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？発声の仕方で「ホイッスルボイス」というものがありますが、それはまさにあの笛の音のような声のことを言います。

ホイッスルボイスの音域とは相当高く、一般的な「裏声」よりももっと上の音です。歌姫と言われるマライア・キャリーなどが時々ものすごい高音を出すことがありますが、あの声はホイッスルボイスです。人が出せるもっとも高音域とも言われており、もはや歌詞はつけられず、効果音的に使われることがほとんどです。ホイッスルボイスを出すとき、声帯はほぼ完全に閉じている状態になります。息は均等に出しますが、量はほとんど使いません。

ボイストレーニングをしていない人がホイッスルボイスを出そうと思っても、たいてい変に声が裏返ってしまうか喉を痛めてしまうかのどちらになります。練習には、まず腹式呼吸や裏声など基本的な練習を積み重ねていき、音域を少しずつ広げていくことが大事なようです。ホイッスルボイスは一歩間違えるとただキンキンする嫌な声になってしまいますが、訓練次第で音程もつけられるようになるそうです。

いずれにせよ、ホイッスルボイスは歌の途中のアクセントとして使われるものになります。ホイッスルボイスを出せる人はあまり多くありませんから、もし綺麗に出せるようになれば、聴き手をひきつけて相当なインパクトを残すことができるでしょう。

ホイッスルボイスの出し方、練習方法

ホイッスルボイスというのは、簡単に言うと「金切り声」です。ホラー映画などで女性が上げる悲鳴の、最強レベルのものをイメージしてください。あの金属音のような「キャアアア！」という声がホイッスルボイス（の基礎）です。

つまり、単発で、しかも美しさを問わないのであれば、誰でも比較的すぐに出せると言っていいでしょう。ただ、これでロングトーンに挑んだり、音階をつけたり、まして言葉をしゃべって歌うとなると、かなりの訓練が必要になります。

一番よく耳にする使われ方は、ハードロックやヘビメタなどのシャウトです。「なんか、高音でホラーみたいな叫び声をしてるなあ」と思ったら、大部分はホイッスルボイスだと思っていいでしょう。ホイッスルという可愛い名前とは裏腹に、これらの音楽ではかなり凶悪なイメージを醸しだすことに成功しています。

また、マライア・キャリーなどが歌の中で最高音を出す時に使います。とりわけロングトーンでこれが使われると、非常に印象的です。ホイッスルという名前が付いたのがよくわかるくらい、フルートか何かの金属的な楽器を、ずっと鳴らしているように聴こえます。

練習方法としては、まずはひたすら金切り声で叫ぶのが一番でしょう。リズムに乗せて力強く叫ぶことが出来れば、それだけでとりあえず、ハードロックやヘビメタでの使い方なら、プロと同じことが出来るようになっているわけですから。

その後、ロングトーンなどに挑戦しているうちに、音階は自然につく瞬間があります。あとはその状態から音階を広げていくだけです。

カラオケなどではあまり使われない声ですが、本格的にボーカルを極めていきたい方は、ぜひ修得するといい声でしょう。

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