腹式呼吸と脱力が肝心

高音域を綺麗に出すためには、「ハイトーンボイス」の練習が欠かせません。
ハイトーンボイスが使えると、もちろん高い音程を楽に出せるようになるのですが、それでいて芯がありメリハリのある声で歌えるようになります。
明るくハリのある声は、聴いている方もとても気持ちがいいものです。

ただ、初心者がハイトーンボイスを出そうと思っても簡単にはいきません。効果的に練習を進めていくことで、無理なく使いこなせるようになります。
ハイトーンボイスでまず大事なのは、他の発声と同じくやはり腹式呼吸です。
お腹でしっかり呼吸ができるようになると、声帯で息が漏れにくくなると言われています。きちんと息のコントロールができると、ハリのある声が出せるのです。

もちろんそれだけではなく、音域を高くしていく練習も肝心なのですが、その際に力を入れてはいけません。
高音を出そうとするとついつい力みがちですが、常に脱力した状態で、ギリギリで出せる高い音をしばらくキープします。そうすると、リラックスしたまま高い音が出せるようになってきますので、少しずつ音程を上げてみましょう。
この練習を繰り返しているうちに、自然とハイトーンボイスが身に付いていきます。

高音域といえば「ファルセット」もありますが、ハイトーンボイスの方がよりハッキリとした芯のある声になると言われます。
腹式呼吸と脱力、この2つは歌うときに常に大事にしたいことですが、ハイトーンボイスの練習にはよりいっそう欠かせないものなのです。

ハイトーンボイスとは

芯のある高音が出せるハイトーンボイス

歌うときの声の出し方にはいくつもの種類がありますが、高音域を歌うときには「ハイトーンボイス」がよく使われます。
高音というと裏声が思いつきますが、細い息がたくさんもれる裏声とは違って、しっかりと芯のある地声と同じような感覚で出したものを、ハイトーンボイスと呼ぶようです。

ハイトーンボイスを出すときは、喉の開き方も地声の時とほとんど変わらないと言われています。
声帯は閉じたような感覚、しかし脱力しているのでよく響く声が出せます。
海外のヘヴィメタルなんかを聴いていると、頻繁にハイトーンボイスが使われているように感じます。
男性でもかなりの高音で、もはや人間が出しているとは思えないほどの声ですが、トレーニング次第で誰でもある程度のところまでは必ず出せるようになるそうです。

ハイトーンボイスの出し方は裏声を出すときと似ていますが、腹式呼吸での発声を意識することで、裏声とは違って息がもれない芯のある声が出せます。
慣れないうちは、地声で高音を出そうとすると体にものすごく力が入ってしまうことでしょう。
そこで、練習する際には力を抜いたまま出せる限界の高い音をキープして、喉や上半身の脱力を意識してみましょう。
それができるようになると、少しずつ音域が広がっていくことと思います。
裏声とハイトーンボイスが使い分けられるようになると、歌のバリエーションがかなり広がりますので、ボイストレーニングにはぜひ取り入れたい練習のひとつですね。

真の歌声を手に入れる方法×力強くかつきれいな高い声を取得する方法

つい笑えるあの声も実は練習がいるとは！

発声練習をしても声門の開閉は難しいがエッジボイスがその発声練習の不安を払拭してくれる。エッジボイスとは低音のがらがら声、この声を裏声にしてしまう。エッジボイスはまさしく「震わせて響く低音」なのだ。ヘッドボイスやミドルボイスであっても声門を開閉がちゃんと出来ないと完璧な発声はできない。

然し、このエッジボイスで簡単に声門の開閉ができる。低音ならではのあの声を使える人は沢山いる。ミュージシャンからテレビタレントに至っている。エッジボイスは別名蛙声とも言われ、この声が出来ると高音域の声量が出せるのだ。エッジボイスは低音域，低音声区に属する。

低音が売りのムード歌謡に至ってもエッジボイスは多用される。歌手の場合、地声の蛙声を裏声として使う歌手もいるはずだ。エッジボイスで声帯周りの筋肉を鍛える事で高音（ハイトーンボイス）に活用できる。声を出しても喉を痛めない本当の理由がここにあった。

お笑い芸人として活躍している某芸人もエッジボイスの使い手だ、もうプロ並みの技術、我々が見て自然に笑える「あの声」の発声法にも高度な技術が隠れていたとはびっくりだ。「エッジボイス」は声門を閉じることで地声とは違う、閉じた声門からは裏返った声が出る。まるでヘリウムガスを吸ったかのようにも見える、お笑いでは声を自由自在に変えるのも必要とされる。自分も練習しているんだがただ喉が痛くなっただけだ。

声を知ってもらえないとお笑い芸人としては認知度は下がるばかり、特徴がある声の持ち主は注目されやすい。

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